R.B-Topics

R.B(ロッドビルディング)についての私的なコラムです。R.Bは試行錯誤の連続、疑問に思ったことや製作中に感じたことなど、不定期不連続の雑記帳です(^^;
※コラムについてのご意見などは、コメント欄にどしどし投稿してください。

●Varnish/塗装について-1
ぼくが採用している塗装はオイルフィニッシュです。ウレタンによるディッピングやハケ塗りもやりましたが、現時点で自分に合っている方法はオイルだと思っています。ただ他の方法を否定するつもりはまったくなく、技術的に、環境的に、感性的に合っているということをお断りした上で、塗装についての個人的な見解を書き進めていきます。

◎ケーンロッドの塗装は、ウレタン系やエポキシ系塗料によるディッピングやハケ塗りが一般的です。
他の方法にはインプリやオイルフィニッシュ、漆塗り(日本独特のもの)などがあります。使用する塗料の条件としては防水性、耐光性、耐久性、硬化度などが必要です。市販されている一般塗料も使用できますがそうした条件を満たすものでなければなりません。防水性、耐光性、耐久性はロッドの性質上高いほどいいのですが、硬化度が高すぎるものはアクションに影響したり、ヒビ割れなどになりやすいので注意が必要です。

◎専用塗料としてカネルクラシックやフレックスコートなども発売されています。ただ塗料や接着剤の高分子科学分野はおどろくほど進んでおり、優れたものが多く出ていますから新製品などをいろいろテストしてみるのも方法だと思います。用途はフローリング床用や木工家具用などがケーンロッドには合います。ただ室内用途のものは油性でないと耐水性が劣ってしまいます。外部用塗料では船舶塗料などに比較的優れたものがあります。

◎塗装方法はビルダーによって希釈する濃度や回数などにそれぞれの工夫があり、それが独自のノウハウにもなっています。ただあまり厚塗りされたブランクは個人的には好きになれません。一般的な仕上げ方法はフェルールを装着した後、①ガイド→コーテイング、グリップを取り付け後、デッィッピング。②ブランクの状態でディッピングし、最後にガイド、グリップ、リールシートなどを取り付ける方法です。①の方法はガイド部分に段差がなく綺麗し仕上がります。②はぼくも採用している方法で、オイルフィニッシュはこの方法で行います。理想的な塗装は薄い濃度で、磨きと塗装を繰り返していくのが基本で、どの位の厚さ(回数)で仕上げるのかがポイントです。特に細いティップは厚くすると丸くなってしまいます。せっかくの6角がなくなってしまうのは個人的にはどうも納得いきません(笑)せっかく0.65mmでスプリットした対面幅1.5mmのTipが丸くなってしまうのは、残念〜ですね・・・。
※POINT: 塗装済対面幅数値=スプリット数値に接着剤の厚み/0.1mmと塗装厚/0.1mmを足した約+0.2mm〜0.235mmが基本)
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